
最近気になったウェブ制作に関するキーワードを振り返ってみる
- 2013-06-30 Sun 03:33:07
- ウェブ

最近気になったウェブサイト制作に関するキーワードを振り返ってみます。
キーワードが出現した時期は様々で、古いものもありますし、新しいものもあります。
現在、ウェブサイト制作に関して様々なデバイスの出現と、表現方法の変化でグラグラ揺れている印象です。今まで「セオリー」だったものも、崩れつつあります。
時代の波を良い感じに乗りこなしていきたいですね。
フラットデザイン
シャドウや、加工のほとんどのムダを取り除き、特定のカラースキームで構成するデザイン方法です。フラットデザインっぽくなるphotoshopのパレットなども配布されていたりします。
「フラットデザイン」という形式に関しては、海外の方はポジティブな印象の発言をしている方が多い気がします。
なぜかというと、これは考察なのですが、「着飾ったもの」よりも「シンプル」なものの方が、よりデザイン性が高く、表現が求められ、きちんとした目的と技術が必要なため、非常に「高度」なデザインを要求されるからかと思います。
UIについても、シンプルであるがゆえに直感的な位置に配置する必要があります。
日本のサイトのニーズから考えると、制作テーマ自身がぼんやりしている場合も多いので、「目的」や「目標」が明確であったり、そこまで導くことが可能な案件には適用しやすいかとおもいますが、今まで慣れてきた飛び出しているような「凹凸ボタン」などのナビゲーションに慣れている人が使うようなサイトや、目的がはっきりせずなんとなく、なサイトには適用が難しそうです。
デザインのフラットな位置という意味では、まだまだ、「定番」といえるようなものは存在していないように感じます。日本語のウェブサイトでも試行錯誤中。
レスポンシブデザイン
様々なブラウザや、端末に対応できるよう幅指定でデザインを変更していくデザイン方法。
まだまだやり方はきちんと確立されておらず、いろんな方がいろんなアプローチで試行錯誤しながら再現しています。
スマートフォン用サイト
スマホ用のサイトは以前からあったんですが、もともとの「スピード・ファースト+アクセシビリティ重視」な考え方から、よりリッチな表現であったり、「フラットデザイン」を取り入れたシンプルなUIを再現していたりとテクニックがより要求されてきているように感じます。
スマートフォンの「幅」も、各デバイスによって違うので、「幅」による見た目の「変化」に対して柔軟なコーディング技術が要求されます。
フィーチャーフォン用サイト
フィーチャーフォンサイトとは、いわゆるガラケーサイトのことなのですが、最近のガラケー携帯用のビューとなるようです。スマホからガラケーに戻る人に対しても、きちんと情報を提供したいというニーズから来ているように思います。
FireworksからPhotoshopへの移行
コーディングのみの案件の場合、最近はほとんどのデザインデータをphotoshopデータでいただくことが多いです。5月6日の時点でAdobe自身も、Fireworksのサポートはするものの、今後の発展はないと言い切っています。
Fireworksでのデザインから、Photoshopベースでのデザイン制作へと移行していく必要がありそうです。私は、急ぎの案件はFwで、クオリティが求められるものはPsでと切り分けていたので、高速でPsが使えるように、急いでデザイン環境を調整中です。
インブラウザデザイン
html5とcss3が現実味を帯びて来た頃から、一部のウェブデザイナーが制作フローとして取り入れているデザイン方法。ブラウザベース(htmlベース)で制作を行うというもの。
この方式をとることで、実際の「動き」を確認してもらいやすくなる反面、PsやFwをすっ飛ばすために、「デザイン案の作成→コーディング→納品」という流れではなく、「インブラウザデザイン→パーツ作成→動作確認→(必要なら何度も繰り返す)→納品」というような流れとなり、考え方を変化させ、環境を調整し、スピーディに実装できるようなツールを揃える必要があります。
「レスポンシブデザイン」などを実装する際には、こちらで開発したほうが(慣れていれば)工数を抑えられそうです。
まとめ
今年は、「変化」の年。いろんなものの価値観が変わっていきます。
制作方法も違えばデザイントレンドも変わり、デザイン自身さえ「変化」を求められるようになって来ました。
今まであった「定番」も通じなくなりなりつつありますが、「定番」を求める声もまだあります。
新しい技術、キーワードがたくさん出てきますが
おそらく、「フラットデザイン」という、余計なものを削ぎ落した美しいデザインが最適なサイトもあれば、今までのグラデーションで凹凸を付けるようなものの発展版も展開できるような気がしています。
そういう意味では、自分が作る「デザイン・テーマ」に対してぶれず、作り続けることも大事だと感じています。
ニーズに応えつつも、ぐらぐらしている今だからこそ、次のトレンドを「作ってしまう」くらいの勢いで迷わず進んでいけたらステキですよね。
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